汎用ソフトウェア#
本ページでは、多様な種類の解析や画像に対して比較的汎用的に利用できるものを中心に紹介しています。特定の解析工程に特化したツールについては、特定の用途に使うソフトウェアページを参照してください。
ImageJ#
ImageJ29,30,31 は、マルチチャンネル画像、3次元画像、タイムラプス画像など、さまざまな種類の画像を扱うことができる画像処理プログラムです。基本的な画像処理操作を多数備えているだけでなく、多様なプラグインによって複雑な解析を行えるよう機能を拡張することもできます。
欠点
画像処理操作が基本的に一つずつ実行されることです。バッチ処理やマクロの作成も可能ですが、それらを活用するにはある程度のプログラミングの知識が必要です。
大きな画像を開くことは可能であるものの、メモリ制限のため扱えるサイズには限界があります。また、たとえ大きな画像を開くことができたとしても、処理速度が低下する場合があります。
ダウンロード/インストール方法
ImageJ、または必要な機能があらかじめ含まれたバージョンである Fiji は以下のサイトからダウンロードできます。
ImageJ の使用方法に関するドキュメントやチュートリアル、ならびに利用可能なプラグインの一覧については、このサイトをご覧ください。
CellProfiler#
CellProfiler32 は生物学者によって生物学者のために設計されたソフトウェアで、計算科学の専門知識がなくても画像解析を行えるよう、研究者と画像解析を橋渡しすることを目的としています。本ソフトウェアは、画像解析パイプラインという概念に基づいて設計されています。複数のモジュールを組み合わせて独自の解析パイプラインを構築することができ、そのパイプラインを1枚から数千枚の画像にまで適用できます。このため、ハイスループット画像解析にも適しています。
欠点
CellProfilerは、組織学実験における全組織切片のような大規模画像には対応していません。現在のところ、扱える画像サイズは使用しているコンピュータのメモリ容量に制限されます。
CellProfilerは3次元画像の解析を行うことができますが、可視化は閲覧ウィンドウ内のスライダーによって一度に1つの z 平面のみ表示する形式に限定されています。
また、いくつかの機能は2次元画像での利用に限られます。
ダウンロード/インストール方法
CellProfilerをダウンロードするには
使用例とチュートリアル
QuPath#
QuPath33 は、全スライド画像に適用可能な幅広い画像解析ツールを備えています。そのため、病理画像で広く利用されていますが、他の種類の画像にも使用できます。また、QuPath にはピクセル分類ツールが含まれており、ImageJ と連携することも可能です(例: ROIs をプログラム間で送受信したり、ImageJ のプラグインにアクセスしたりすることができます)。
欠点
QuPath を最大限に活用するには(特に多数の画像を解析する場合)スクリプト作成やプログラミングに関する一定の知識(あるいは他者のプログラムを改変して利用する能力)が必要です。
ダウンロード/インストール方法
QuPathをダウンロードするには
使用例とチュートリアル
Icy#
Icy34 は、導入が簡単な画像解析ツールです。プラグインを用いて視覚的な画像解析プロトコルを作成でき、それらを他のユーザーと共有することができます。
欠点
他ソフトウェアとの相互運用は、ImageJ のみ対応しています。
ダウンロード/インストール方法
MIB (Microscopy Image Browser)#
MIB35は、光学顕微鏡および電子顕微鏡の多次元データセットの解析に対応した、ユーザーフレンドリーな画像解析ソフトウェアです。取得したデータ全体を用いて解析を行い、形態学的特徴を抽出することが可能です。
欠点
これは MATLAB を用いて開発されています。スタンドアローン版も提供されていますが、最新の MATLAB リリースは使用されていません。
ダウンロード/インストール方法
napari#
napari36 は、多次元画像ビューアとして開発が進められています。さまざまなプラグインによって機能を拡張し、基本的な画像解析から高度な解析まで実行することができます。
欠点
napariはまだ開発段階ですが、非常に人気のあるプラットフォームで、すでにさまざまなプラグインや使用例があり、チュートリアルも用意されています。
ダウンロード/インストール方法
napariをダウンロードするには
使用例とチュートリアル