定量的バイオイメージング#

定量的バイオイメージングとは?#

顕微鏡は、その歴史の大半において定性的な科学に使われてきましたが、私たちは現在、顕微鏡画像を用いて観察可能な表現型を正確に定量化できる時代に生きています。

顕微鏡の実験から正確で定量的な答えを導き出すには、一定のベストプラクティスを遵守する必要があります。以下の4つの質問全てに、自信を持って「はい」と答えることができれば、試料を定量的に評価できている可能性が高いでしょう。

  • 試料の準備の際、技術的なアーチファクトを最小限に抑え、どの(複数の)分子を観察しているかを正確に理解できるような方法で行いましたか?

  • 顕微鏡での撮影の際、技術的なアーチファクトを最小限に抑えましたか?また、顕微鏡に取り付けられた検出器の定量範囲内、つまり検出限界以上・定量下限以下になっていますか?

  • 自身の生物学的な疑問に真に答える(複数の)分析指標を選択しましたか?また、技術的なアーチファクトを最小限に抑える方法で計測しましたか?

  • 統計的比較とデータの表示の方法は、サンプル間で(複数の)測定値の分布を公平に比較できるよう、また生物学的な疑問に答えるように選択されていますか?

上記の質問に答えるには、詳察や専門性、そしてある程度の試行錯誤が必要で、バイオイメージングのすべての技術的側面と注意事項に立ち向かうことは、ほとんど不可能のように感じられるかもしれません。しかし、これらの質問には答えることができます。ただし、一度で答えられる訳ではなく、これらの質問に複数回答えながら、継続的に最適化することで、最良の結果を得ることができるのです。

本ガイドにリンクされているリソースは、これらの分野のスキルを向上させ、顕微鏡データを最大限に活用できるように設計されています。

サイクル

図 2 定量的バイオイメージングにおける決定サイクル2 Senft and Diaz-Rohrer et al, A biologist's guide to planning and performing quantitative bioimaging experiments より転載。#